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ネバーエディングパッション  ネウロ(警察)とか日常とか時々脱線気味。
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筑紫がクッションを買ってきた。
毛が長くてさわり心地がよくて丸くて、小さなキラキラするラメがたくさんちりばめられたいい匂いのするクッションだ。
だが私はどうも気に入らない。
なぜかと言うと「赤」だからだ。
「赤色」なのだ。
クリスマスを意識しているかのような「赤」がなぜかやけに腹立たしいのだ。
買ってきたのが筑紫だというのもいけない。
別に、筑紫からの贈り物が嫌だという訳ではなくて。
そうではなくて、
筑紫は私の好みも私の部屋の色調も、全て知っているはずなのに。
それなのに「赤」を選んで買ってきた。
「お気に召しませんか?」
くすぐるような口調で尋ねられ、ああ、コイツは分かっていて買ってきたのだと悟る。
「……どうして赤なんだ?」
「だって。赤を見たら笛吹さんが興奮してくれるかと思って……」
「牛か私はァ!!」
クッションを筑紫の顔めがけて投げつけた。
が、奴はいとも簡単にそれをキャッチしてかわし、逆に投げた勢いでバランスを崩した私の肩を取ってそのまま口付けてきた。
5秒、10秒、15秒…
長い長い、やさしい口付け。
たまらず奴の胸に崩れ落ちた私に、
「興奮してるじゃないですか」
と楽しそうな声がふりかかる。
悔しいが否定はできない。
「ふふ、でも…」
筑紫は滑らかな動きで器用にクッションカバーを外した。
「やっぱりこの部屋で赤いものは、あなたの顔だけで充分ですね。」
カバーを裏返すとそこには白のベロア生地。
また。私は筑紫の奴に乗せられたのだ。
そう思うと、赤いのであろう私の顔が更に赤くなった気がした。

結局あのクッションは、私の部屋においてある。
普段は白色をしているが、たまに赤くなる時がある。
筑紫もよくわかってくれている。
このクッションのように、私を赤くしてくれという意味だ。悔しいが。



なんだか。書こうとしていたクリスマスSSが仕上がりそうにないので、別妄想を…。
本当はクリスマスイブに筑紫がお花屋さんでバイトをしているところを見つけてしまう笛吹さんのお話を書きたかったのです。筑紫の実家がお花屋さんで、「言ってませんでしたっけ?」「聞いてない!!(ぷんぷん)」っていうやりとりが、ね、こう、微笑ましくて……

そういえば今日スタバに寄ったらすごく可愛い冬季用タンブラーがあって、じっと見ていたら友人が「クリスマスプレゼント」って買ってくれました。わー! なんて優しいの! こうした形でクリスマスプレゼントもらったことがなかったのでものすごくビックリして、ものすごくあったかくなりました。
頭痛なんて吹っ飛ぶよー!
うわーい!
そして明日、イブは泊まり勤務ですよ! 恋人イナイ私にはそのくらいがちょうどいい! 
あははなんだかテンション上がってきたー!
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